2006年04月13日

博多帯

うちの母は、ちょっとした和裁ならこなせる。おいらの祖母がむかーし昔にかなり仕込んだらしい。戦前の人は着物くらい縫えないとっていう感覚があったのだろう。祖母はそんな昔気質の人だった。逆に祖父は新しい物好きで、口癖が「これからの世の中はこうなる!」だったそうで、うちの母に着物の仕立てとかを教えている祖母に向かって「そんなものは、これからの世の中、金を出してやってもらうようになるんだ!」と言ったそうだ。
そうは言われても祖母は、頑として聞く耳持たず、裁縫をやらせたらしい。おかげで、簡単なものなら自分で何とかしてしまう母だ。
なので、最近ではいらなくなった帯や着物を色々といじっている母が、今作っているのは、おいらの祖母が踊りで使っていただろう化繊の着物をもんぺにしている。

そんな母のところへ、踊りの仲間がたまに遊びに来る。
いろんなものを作っている母をみて、その仲間が帯やら着物やらを持ち込んできた。
しかし、半幅帯に作り直してほしいと持ってきたのは、古い博多織のいい帯だったので、母が「こんなのもったいない!」と。すると・・・
「娘も嫁も着物を着ないから・・・私も年で、お太鼓に結ぶのとかもつらいし」というのだそうだ。
そんなこんなで、その帯はおいらが頂くことになってしまった。

今までも何十年も使ってこられたであろう博多帯。
この先、おいらの元でこき使われることになりました。
posted by こてちゅ at 12:54| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 着物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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